へっぽこ元ロボコニスト

ロボコンに燃え尽きた自分が日々の出来事を書くだけのブログです twitter:@mozyanari_tech

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2020/7/9(STM32F303K86Tの自作ボードにおける電源接続部分)


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最近初めてSpotifyを使い始めたのですがサジェストされる曲が刺さり過ぎるので永遠に聞いています

前回の記事はこちら mozyanari.hatenablog.com

前回は書き込み部分について書きましたが、次は電源について書きます

電源部分

3.3V

f:id:masanari7430:20200709215749p:plain
STM32F303において3.3Vは1、5、17ピンのVDDとVDDAに接続します
VDDとVDDAは何が違うのとなりますが、VDDはIOピンのための電源供給、VDDAはDACやADCなどのアナログ系のための電源供給です

GND

f:id:masanari7430:20200709215732p:plain
GNDは16、32ピンのVSSに接続します
(これを見て疑問に思うのですが、結局GND接続するはずなのになぜVSSという名前になっているかが毎回疑問に感じます)

またこれらの接続については公式のリファレンスに詳しく載っているので、ADCをガチで使ったりする際にはよく読む必要があります
(まあ、ロボコンではいらないでしょう)

他のボードでは?

今回使用するSTM32F303K86Tは電源系のピンはこれぐらいになります
ただ、以前STMのサンプル請求をしたときに64ピンのSTM32F405RGTを入手して自作基板を作ったことがあります
その時もう少し電源周りのピンが多くてどうしたらいいのか最初は分かりませんでした
なのでその部分について追加で書いておきます

VBAT、VCAP


見慣れないVBATとVCAPがありますが、VBATは外部のRTC用の電源、VDDが供給されなかったときのバックアップレジスタの電源として使われるようです
(バックアップレジスタって何?まあロボコンでは使わないでしょう)
なので使わないにしてもとりあえず繋いでおきましょう
またこれも公式のリファレンスに書かれています

VCAPは公式を翻訳すると、
「メインレギュレータの安定化は、VCAP_1/VCAP_2 端子に外付けコンデンサ CEXT を接続することで実現します。CEXTは表16に規定されています。」

おそらくこのレギュレータは電圧を降下させるためのレギュレータではなく、Voltage regulatorと呼ばれる電圧を監視して低電圧モードなどに移行するためのレギュレータ(制御器)っぽいです

なのでここには2.2uFのコンデンサを付けておきましょう
あと書いているときに気づいたのですがこれを付けると2つのマイコンパスコンを外してもいいそうです